Keyにしては珍しく製作期間一年半という短期間で制作された作品。しかし、ボリュームも十分でミニゲームもやたらと凝っている。
伏線や話の組み立ては非常に巧緻になり完成度も高い気がするんだけど、肝心のストーリーや泣きの部分は正直いま一歩かな、というところ。クラナド、Airの家族愛に続き、友情で泣かせてくるのは当然予想できたんだけど、キャラの立ちがいままでに比べて若干弱かった気がする。クラナドの春原みたいに飛び抜けた良キャラが見あたらなかった。真人がお笑いキャラを担ってたけど、筋肉ネタは春原ほどの破壊力がなかったし、恭介はあまりにも完璧すぎて、Airの晴子さんみたいに不器用ながらも一生懸命な展開にも持って行けず、どうしても泣きに繋がりにくかったと思う。
軽くネタバレになるけど、Airやクラナドみたいにメインヒロインとのめちゃくちゃ長い一本道ルートが今回はなかったのも、泣きが弱かった原因かも。製作期間が短かったせいか、ちょっと話があっさりしてしまった印象だ。悪く言えば、他社の凡庸な物語に近づいてしまったと思う。
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